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◎稽古について――千利休の言]
 

自然舘会員の皆様、新年おめでとうございます。

『清流』の年初の発刊にあたり、千利休が稽古について弟子に述べた言葉がありますので紹介し、年頭の挨拶と致します。

 

「稽古とは、一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一」

 

つまり、一、二、三、四、五……と習い、十を知ったならばもとの一に戻って、再びもとの一を習う時、習う人の心は全く変わっているものである。したがって、端から見ればもとの一は同じように見えるが習っている本人には最初に習った時と異なっている。このことが人の進歩につながるのであって、十を知り、もとの一に戻らぬ人は、それ以上の進歩は望めないと言うことです。

私は、これまでに、各流派の技を何十回も繰り返してきましたが、その都度新しいことを発見します。したがって、今、ビデオテープで技を紹介していますが、終わってしばらくすると満足出来ません。勿論、撮影しているときはこれでよいと思っているのですが。

今年は、体術を重点に稽古をしたいと思っています。皆さん頑張りましょう。今年一年が皆さんにとって、より良い年になりますよう祈念いたします。     

 

2002年2月   自然舘館長  雲水

 

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